イントロダクション:問題の見方を「インサイド・アウト」に変える
周りの環境のせいにせず、自分を変える(インサイド・アウト)
変えるのは行動だけではダメ。見方も変えるべし。例えば、うまく行かない理由を相手のせいだと決めつけてはいけない。まず、自分に原因はないか考える。インサイドアウトの対義語にアウトサイドインがある。これは周りの環境に自分の結果が影響されるということ。
なにかいらつくことがあっても、相手が間違っているとは限らない。「〇〇さんも、なにか理由があってこういう行動をしているかも。もしかしたらその原因は自分かもしれない。自分の行動を変えることで結果を良くしよう」この例では、見方、行動を変えて結果を良くしようとしている。逆に相手のせいだと決めつけて何も行動を変えなければ結果は良くならない。
感想
自分の行動を変えて結果を出してきた自身はあるが、見方を変えることはできていなかったと思う。「相手が悪い!しょうがないから自分の行動を変えよう」としていたことが多い。
第1の習慣:主体的である
1-1主体的に行動する
すべての結果は自分が選択したものという意識を持つ。また、これから行う行動もすべて自身が選択するという自覚を持つ。反射的に(選択せずに、周りに流されて)行動をしてはいけない。結果が悪ければ次は選択を変える。
1-2自身の影響を及ぼせる範囲(影響の輪)の課題に集中し、それ以外(関心の輪)には注力し過ぎない。
影響力が及ばないことに悩むのは無意味。ステータスを向上させ影響の輪を広げよう。
感想
自分は割とできていたと思う。
影響の輪についてはアドラー心理学の「課題の分離」を以前聞いたことがあってそれに近い話だと思った。これをよみ、よりイメージを明確にできたので良かった。
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
2-1 ゴールの設定
目標に向かい行動する。目標が曖昧だと生産的な行動にはならない。最短ルートを目指そう。
感想
割としている方だと思う。そのための行動が少ないのが現状で問題。ただ怠惰なだけ?もしくは自分には合っていない目標なのか?
2-2 迷ったときは原則に立ち返って選択
原則=影響の輪の中心に集中すること。
原則は他人や物事に影響されてブレることのない基本的な価値観にする。「家族のため」などはバランスが崩れると依存状態になりぶれない自分を手に入れられないことがある。
問題:休日に急ぎの仕事をたのまれたら?
原則にのっとり,「仕事をする」や「家族を優先するため断る」を選択する.
感想
原則を決めることが難しい.学生の間は「学業を優先」としておけばよかっった.
当面の原則は「人生の目標のための努力を優先」とする.また学生の間は「卒業するための学業を優先」とする.
個人的な意見だが,矛盾しない場合に限り,原則は一つじゃなくても良いと思った.
第3の習慣:最優先事項を優先する
3-1 時間管理より順序の管理
時間管理ばかりにとらわれていると成長を妨げる.より重要なのは時間管理ではなく,行動の順序の設定.
重要事項でも予定してた時間を過ぎれば取り組みを終了すると毎回していたら,重要事項に十分な時間をさけられていないかもしれない.また,予定がない時間だからと言って,優先事項をせずに怠惰に過ごしていれば成長はできない.
3-1 緊急でない重要なこと(第二領域)が人生の栄養になる
緊急かつ重要なこと(第一領域)以外に第二領域も重要.
第二領域に費やす時間を増やすには,重要じゃないこと(第三領域,第四領域)に費やす時間を減らす.とりわけ,緊急であっても重要じゃないこと(第三領域)は設定した原則に反するようであれば断る.
3-2 スケジュールは「役割」と「目標」で設定する
第二領域の事柄の決定,かつ,それをいつ行うかのスケジュールを決める方法.
以下を毎週の始めの朝におこなう.
- 自身の役割を考える.例:自身の成長(させる人),父,楽しむ(自身を楽しませる人)
- 役割ごとの目標を2,3個考える.例:父 -> 家族でお出かけ,授業参観に行く
- 目標をスケジュールに追加
感想
時間管理にこだわるより,優先度の高いことに十分に時間を費やせるほうがより人生のゴールに近づけると思うのでとても参考になった.
第二領域のタスクはかなり作る方だが,スケジュールとしての日時の設定は今までしてなかった.今後はしようと思う.
第二領域に費やす時間を増やすために第三領域を減らすことを意識したことはなかった.(第四領域は減らさないとだめだなとつくづく感じていたが.)
第4の習慣:Win-Winを考える
- Win-Winの取引を第一に目指し,できないなら取引をしない選択もあり(理想).
- 日常生活では,他者とかかわり続けなければいけない状況がほとんどなため,Win-Loseの取引を狙ってはいけない.
- 幸せはゼロサムゲームではない.他者の成功は素直に祝おう.
感想
これはできてない.
他者との会話で論破したりするのも良くないと思った.
遊びでスポーツをしたりするときも勝ちにこだわらず,みんなで楽しくできることを目指すべきだと思った.
第5の習慣:まず理解に徹し,そして理解される
- 短絡的な解決策を提示するアドバイス行動はいったん中止して理解に努めよう.話したいという欲望を抑える.
- 相手が「何を言ったか」ではなく「どう感じたか」に耳を傾ける
- 聞きに徹するだけでは時間がかかるが,信頼は構築できる.
- 「自分の場合」に当てはめて聞くことをやめる.
- 聞き方テクニック
- 話の中身を繰り返す(オウム返し)
- 自分の言葉に置き換える 「仕事が大変」-> 「会社に行きたくないんだね」
- 相手の感情自分の言葉に(推測して)置き換える 「休みたい」->「疲れてるんだね」
感想
完全にできていない.特に今までほとんど自分の場合に当てはめて聞き,アドバイスを即座にしていた.
第6の習慣:シナジーを作り出す
- 他者との違いを認識し,利用して新たなアイデアを生み出す
- 他者との共通項のみから得られた「妥協」によるアイデアではメリットは少ない.両者の意見を活かした大きな成果を得よう
- シナジーを生むには信頼関係の構築が必須.
第7の習慣:刃を研ぐ
- 肉体・精神・知性・つながりの4つの側面でバランスよく成長していく.
- 肉体(第一の習慣)・精神(第二の習慣)・知性(第三の習慣)・つながり(第四,五,六の習慣) - 肉体:運動・柔軟・食事
- 精神:瞑想などして自らの価値観を深く見つめる
- 知性:本をよんだりしてインプットし,日記等でアウトプットする
- つながり:第4,5,6の習慣を身に着ける
コラムまとめ
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「7つの習慣」により「私的成功」「公的成功」「自身の枠を広げる」ことができる.
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主体的な言葉を使う
- 「私は~と思う/を選択する」
- 逆に「彼のせいで~だ」とか「自分は生まれつき~だから」とかは使わない
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. 人生のキャッチコピー「ミッションステートメント」を持つ
- 理想の人生,理想の結婚生活,それぞれでつくるのもあり
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「任せる」ことでお互いに成長できることがある
以下を伝える.やり方は相手にまかせる.相手を信頼していること伝えられ,成長を促せられる.- 望む結果
- ガイドライン(守るべき基準やルール)
- リソース (費やして良いお金や人員)
- アカウンタビリティ(締め切りや進捗報告頻度,成果の評価基準)
- 評価の内容<-これは終わったあと伝える
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人間関係を充実させる「信頼口座」の残高を増やす
- 1,2,3の習慣で私的成功,4,5,6の習慣で公的成功を目指す.1,2,3の習慣がなければ4,5,6の習慣は身につかない
- Win-Winを目指すなら「信頼口座」を増やさなければいけない.増やす方法は以下.
- 相手の価値観や重視していることを本当に理解しようとすること
- 小さな思いやりや礼儀を大切にすること
- 約束をまもること
- お互いに期待することを明確にし,誤解をうまないようにすること
- 誠実さを言動で示すこと
- 過ちは心から謝ること
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言葉の「正しさ」では人は動かない
- 正しさで論破するのではなく,4,5の習慣等で信頼関係を構築しよう
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結果のために過程を重視する「P/PCバランス」の考え方
- PerformanceとPerformance Capabilityのバランス.
- PC以上のPを得ることはできない.まずPCを考えよう
- PCを上げるのは第7の習慣
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